活動報告2025

MTI 特別講演会

<開催日時>

2025年1月12日(日) 9:00~16:00 

松川敏久主宰を中心に若手歯科医師育成のために活動を始め三年が立ちました。3周年を記念して特別講演会が開催されました。

当日の講演内容

MTI Special Meeting 2025 Lecturer

必ず上達!咬合再構成
~咬合採得がわかると咬合再構成が上手くなる~

井上 謙


<抄録>
咬合採得は臨床的に頻繁に行う手技ですが、実はとても奥深い処置です。また同時に系統だって学ぶ機会の少ない手技でもあると思われます。特に咬合再構成症例を精度高く行うためには、咬合採得の知識およびスキルの習得が必須となります。 コースで多くの先生方を指導させていただく中で「咬合再構成の手順がわからない、イメージできない」との声をよく聞きますが、その多くが、咬合採得を理解することで答えが見えてくるものと考えます。本講演では、実際に臨床の中でどのような場面でどのような咬合採得法を応用しているのかを詳細にお話しさせていただきます。 また咬合採得以外にも、「咬合再構成を行う上でのポイント」や、「咬合再構成が必要な症例か、部分治療が可能かの鑑別法」、「部分治療を行う上でのポイント」、など補綴治療に関するたくさんのヒントを可能な限りわかりやすくお話しさせていただきたいと思います。 「咬合再構成なんて難しい治療はしない」という方にも役立つ内容となっているかと思いますので奮ってご参加いただけると嬉しいです。

<所属>

日本臨床歯科学会大阪支部(大阪SJCD)理事

日本口腔インプラント学会

日本臨床歯周病学会

MTIインストラクター

大阪SJCDレギュラーコース

精密歯科治療コースインストラクター

咬合補綴治療計画セミナーインストラクター

Neossインプラント公認インストラクター

『精密治療が実現する保存と審美
~患者に寄り添い確実な治療結果を求めて~』

中長武史

<抄録>
う蝕、歯周病、欠損補綴から矯正まで、全般的に治療ができるGPに憧れ た私は、卒後直ぐに一般開業医に勤務しました。 しかし悩みを持った患者さんの様々な問題を真に解決するためには、より高度な卒後教育を受ける事が必須であると痛感し、歯周治療を学ぶためにJIADSに参加し、以降ペリオを軸足に、本多正明先生の咬合・補綴治療計画セミナー、大阪SJCD精密歯科治療ハンズオンコース、大阪SJCDマイクロエンドコース等を受講し、各分野の研鑽を積んで参りました。 学んだ知識や技術を臨床に取り入れ活かしていく中で、治療の礎となるのは精密で確実な一歯治療であり、その上で補綴主導で局所治療が行われ、最終的に理想的な治療計画と咬合診断に基づき、これらが繋がることで審美と機能の共存するフル マウスでの治療が可能になることを実感しました。また、マイクロスコープを用いた拡大視野下で処置を行う事で、トラブルを回避し、求められるクオリティに近づくことができると感じております。まだまだ未熟ではありますが、精密治療が可能にする様々な保存治療、局所的な歯周外科と審美補綴、全顎的な咬合再構成まで、現在私が行なっている歯科治療を御供覧いただき、少しでも若い先生方の参考になれば、また諸先輩方の御指導御鞭撻を頂けましたら幸いです。

<所属>

MTI講師

日本顕微鏡歯科学会 認定医

日本歯周病学会 会員

日本臨床歯周病学会 会員

日本口腔インプラント学会 会員

日本歯科審美学会 会員

JSCO(ジアズ・スタディークラブ大阪)